カンボジア国民の大量虐殺跡地、キリングフィールドへ。

 

皆さんはキリングフィールドって知ってますか?

 

 

 

僕は、知っていたつもりでした。

歴史の授業で学んだし、映画にもなっています。

 

 

 

しかし、実際に足を運んでみたら、そこは想像を絶するものでした。

 

 

 

それは約40年前の出来事であり、

カンボジア国民の3分の1が大虐殺された、負の歴史。

 

 

 

断腸の思いで、文章を綴ります。

キリングフィールドとは。

 

キリングフィールドとは、カンボジアで起きた大量虐殺跡地の総称です。

(カンボジア国内に300箇所 以上あるみたい)

 

 

僕が訪れたのは、プノンペンのチュンエク大量虐殺センター。

カンボジアで一番有名であり、慰霊碑も建設されています。

 

 

入場料は6ドルで、音声ガイドが付いてきました。

約2時間の音声ガイドと共に、全体を歩いて回ります。

なぜ、大虐殺が起きてしまったのか。

 

1975年。

ポルポトが率いるクメールルージュという政党は、階級も格差もない社会を理想とする「原始共産主義」を掲げました。

(原始共産主義とは、人間がまだ知能も発達していない原始時代を理想社会とする思想)

 

“原始時代に知識のある人間はいない、知識のある者は反逆の恐れがある”

 

そう考えたポルポト率いるクメールルージュは、教師医師などの知識人を収容所に連れて行き、次々と処刑しました。

更には、単にメガネをかけていただけで知識人と見なされ、殺された人も。

 

ポルポトは、知識は人々の間に格差をもたらすため不要と考えたんです。

 

 

『罪のない人間を誤って殺すのは、敵を誤って殺し損ねるよりましである』

ポルポトの言葉です。

 

こんなイかれた教えから、ポルポトに洗脳された13才以下の子供達が兵士となり、次々と処刑を繰り返しました。

それは、カンボジア人がカンボジア人を殺害するという最悪の構図でした。

 

全てはポルポトの理想とする社会を作り上げるために。

残酷な処刑方法

 

殺害方法はただただ残酷でした。高価な銃は使いません。

 

木の棒で頭を叩き割りました。

ナタ、ノコギリ、くわなどの刃物で刺しました。

 

更には木の枝の尖った部分でのどを突き刺しました。

本来、鳥を殺める時に使うものです。

 

 

…想像しただけで吐き気がします。

 

そして、残酷な処刑は若い女性や乳児にも及びました。

 

 

カンボジアの女性は、今でもお風呂に入る時や、海に入る時も衣服を着用するほど控えめです。

そんな特性を知っていながら、女性は衣服を全て剥ぎ取られ、恥ずかしめを受けた上で虐殺されました。

 

 

残酷な殺害は続きます。

この木はキリングツリと呼ばれています

 

兵士は乳児がいる母親の前で乳児の両足を掴み、この木に頭をぶつけ殺害してから母親を殺しました。

当時、この木の周りには、髪の毛、脳みそ、血痕などが至る所に付いていたそうです。

 

 

 

そんな残酷な処刑を繰り返した結果、プノンペンのキリングフィールドだけでも2万人以上の遺体が発見されました。

それだけ多くの数の死体を穴の中に埋めたので、死体から発するガスで被せた土は盛り上がり、外には酷い臭いがしたそうです。

 

 

 

慰霊塔には、ここで亡くなった方々の人骨が保管されていました。

 

 

…いかがですか?

 

これは約40年前の出来事であり、

カンボジア国民の3分の1が大虐殺された、負の歴史。

 

 

この国に滞在して2週間。

思い返せば、老人の姿を見ることは滅多にありませんでした。

 

そんな実情が、この国で本当に起きた悲劇を、よりリアルに僕に語りかけてきました。

未来へ向けて。

 

カンボジアで過ごした2週間。

この国には、溢れんばかりの笑顔と優しさがありました。

 

でも、その笑顔の裏側には僕らが想像できないほどの悲しみがあること。

世界を旅する以上、僕らはその国の歴史を知っておかなきゃいけません。

 

 

そして、そんな事実を知った上で、僕らは歌を歌いたかった。

 

 

 

音声ガイドが最後に伝えてくれたことがあります。

 

「次の世代にこの負の歴史を伝えていくことが、キリングフィールドを訪れた者の使命である。」

 

 

 

正直、キリングフィールドについて、記事にするか深く悩みました。

気分を害してしまっていたら、申し訳ありません。

 

 

 

でも、アーティストとして、伝えることに意味がある。

 

 

 

同じことを起こさないために。

過ちをこれ以上繰り返さないために。

 

 

 

ここに来れてよかった。

この悲しみを胸に、明日からも世界を旅していきます。

 


 

世界一周カテゴリーでブログランキングに参加しています。

1日1回下の世界一周ボタンを押して頂ければ順位が上がります。

目標は毎日更新!ぜひ応援よろしくお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村